小説

『さいはての彼女』原田 マハ




小説に出てくる舞台って、なんだか行きたくなってしまう。
今回は女満別でした。

気にはなっていた。

夏に、どこに行こうかなと考えているときに候補にありました。
さすがに遠すぎか、と思い結局旭川にしたのですが、空港で隣のゲートに女満別行きの飛行機があって、ちょっと運命を感じていたのでした。

予定をきっちり立てて行く旅行も悔いがなくて良いけれど、
あえて予定を立てずに行って、出会った人や、その時ビビッときたものに従って流れるように旅をするのもいいものだなと思います。

なかなか、自分で、これまでは予定をきちっと決めていたけれど今回は立てずに行ってみよう、とは転換しづらいと思います。

私の場合、立てようにもあまりおもしろそうなところをネットで見つけられなかったために、現地で出会った人に言われるがまま旅をすることができました。

本書の主人公は、「有能な秘書」のおかげでそうせざるを得なくなりました。

やることを決めている旅って、それにより得られる効果がなんとなく想像できてしまうから、決めない方がいいのかもしれません。

行先、やること、期間を決めていて、「有能な秘書」の手配により思いがけない旅になる。

自分で手配していたら絶対に出会うことがなかったであろう人たちに会って、リフレッシュというには軽すぎる旅になる。

バイクには乗れませんが、旅に行きたいですね。




 

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