エッセイ/雑記

樫本大進さんのコンサート

ずっと楽しみにしていたコンサート。
曲目はブラームスとシューマンのヴァイオリンソナタを2曲ずつ。
普段は聴かない曲ですが、コンサートで初めて聴くのはもったいなすぎるので、数日前からYoutubeとimslpで予習をしていました。当日も、朝1時間歩くことにしたので曲を聴きながら。

5分前に着席について、スマホの電波は入らないのでただ待つのみ。自分が演奏するわけでもないのに緊張。
多分時間を少し過ぎた頃、照明が落ちて、入場されました。

1曲目はシューマンの1番。
朝身支度をしながらひたすら聴いていました。
が、別の曲を聴いていたのだろうか、と思うほどに格別の音色で、激しい印象を持っていたのですが、柔らかく、とても大切に扱われている音の連なりでした。

世界一美しい音!これ!というのがずっと続く感じ。

あと当たり前ですが立奏なので、ものすごく幅のある動きで表現されていました。
オペラ歌手が直立じゃなくて体全体で声を出すように、左足を軸にして前にも後ろにも、上にも下にも、ああ、そういう想いで出された音なんだなあ、と、表現する気持ちの大切さに気づかされました。

帰宅してからも、ずっとぐるぐる聴いてきた曲が頭の中で流れています。

コンサートは生物なので、その時の感動って時間が経つとどうしても薄れてしまうのですが、感動を残しておきたくて、書いてみました。

1ヶ月後の私がちゃんと思い出せますように。

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