外見ではなく心の美しさを磨くために書かれた本であるとのことですが、内面の美しさは外見に表れると思います。
和敬静寂(互いに敬う)
たった一度きりの人生で出会う人々との縁を大切にし、腹を立てるようなことがあったとしてもその出会いを後悔するような、後ろ向きに捉えるようなことをせず、互いを敬い尊重すべきであるということです。
互いに大切に思っていれば、小さなことで腹を立てたり、陰口をたたいたり文句を言ったりすることもなく、清らかな心で人と接することができると。
誰に対しても敬う心を忘れないようにしたいな、と最近よく思います。
拈華微笑(心から心へ伝える)
和敬静寂と通ずるところもあるのかな、と思うのですが、文字や言葉のみでなく、その場の空気や感情をちょっとしたサインで伝えられる関係は互いを理解しあっているからこそできることであり、そこには信頼関係が生まれます。
「本にも、情報化社会が発達している現代だからこそリアルな触れ合いを大切にしたい」と書かれていますが、本当にその通りだなと思います。
仕事が完全テレワークでできるのはとてもありがたく、営業として顧客訪問の移動時間をなくせたのは生産性の最大化にもつながります。
一方で、コロナ禍における自粛生活で仕事が完全リモートだと、それまで毎日のように飲み歩いていた私はエネルギーの行き場を見失い、度々体調を崩すようになりました。
オーケストラやジャズに参加するようになり、生身の人間と話す機会が増えたことでだいぶん気分が良くなり、苦手な運動も始めてしまおうということで習慣化できてきて、太りすぎた体を元に戻し、体調も崩さなくなりました。
心清ければ百事佳し
心が清ければ全てのことがよく思える。物事を映し出すのは自分の心のあり方、と言う意味です。
普段の生活の中で不快に感じたりすることもありますが、
そうした時にすぐに感情的になるのではなく、いったん深呼吸して心を落ちつけることで、相手だけではなく自分にも落ち度があったな、と反省できることも多々あると思います。
私ももともとすごく感情的で、いつも怒ってばかりいたのですが、最近は怒ることもなくなりました。
それぞれがそれぞれの立場で発言してるんだなーと思ったら、相手に理解されないことも仕方ないな、と思えるし、そもそも自分のことを理解してもらうってすごい大変なことを期待してしまっているな、とも思います。
一に止まると書いて「正」
というのは初めて見たのですが、いったん立ち止まって冷静になり、物事を客観的に捉えられるようになれば心が清らかになり、全ての出来事が自然と良くなっていくのだそうです。