小説

『さまよう刃』東野圭吾

本屋さんで目立つところに置いてあったので新刊かと思って買ったのですが、ずいぶん前の作品なんですね。

他の作品で、死刑制度などにも触れられていますが
今回は少年法についてでした。

これまで特に少年法について考えたことがなく、
悪いことをしてニュースになっても未成年は実名公表されない、くらいの知識しかありませんでした。

「悪いことをしても未成年だから守られる」

これでいいのかと問い続ける内容です。
物語に登場する被害者遺族、警察、加害者家族、世間など、それぞれの立場からこの問題について考えます。

最初から犯人がわかっているお話なので、ミステリーではないのかなと思い読み進めていましたが、最後の最後でどんでん返し。
東野圭吾のどんでん返しはくせになります。

この春ドラマ化されると本の帯に書いてありますが、
これもまた石田ゆりこなんですね。本当に美しい...。

最近、筋トレを始めてすごく気が向いたら外にも出るようにしているのですが、近所で不審者(痴漢)がでたというニュースをみて、日が落ちてから外に出るのが怖くなりました。

以前は近所の通り魔事件について書いたのですが
安全だと思っている日常はいつまでも続くわけではなく、
ふとした瞬間に忘れられない過去になったり、
命を失う出来事になってしまったりします。

そう考えると、家って安全だなあとなりまた引きこもってしまうのですが...

でも本当に、住む場所によって運命が変わったりするので
もっと駅の近くに住んでいれば、とか、
もっと明るいところに住んでいれば、とか
何かが起こった後はそういう後悔も生まれると思います。

ただ、タラレバに過ぎず、
もし駅の近くに住んでいたらそれはそれで後悔するようなことが起きていたかもしれない、と考えると、運命として受け入れるしかないのかなと思います。

そしてまた終活の大事さみたいなところに行き着きます。

毎日を全力で、精一杯生きようと。

仕事の不満をいっている人が多いように思いますが、
嫌なことをしている暇はないと、心のそこから思います。

嫌ならやめればいいじゃない

昔、毎日毎日仕事の不満を漏らしている人にそういったら
ものすごく怒られました。

やめれるわけないだろ、と。

いまだに、

なぜ?

と思います。結局辞めてるし。

前職も職場環境の悪さから辞める人が後を立たない状態なのですが
家庭があるから転職できない、というようなことをよく聞きます。

逆じゃないか、と思います。

ストレスで体調崩して働けなくなって収入が減って大事な家族に負担をかけることになる方が容易に想像できるのです。
私が体調崩した経験があるからかもしれませんが。。

少年法の話から逸れてしまいましたが、、
結局ビジネス書を読んでも小説を読んでも
好きなことをして生きて行こうよ、という持論に変わりありません。

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