仕事との向き合い方

『大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~ 』田中修治




幸せという言葉は状態ではなく感情を表すものである

と書いてあります。

最近禅の本を読むことが多かったので、違和感を抱きました。

私自身、最近の自分の状態を幸せであると思っていて、一時的なものを指して遣う言葉ではないという認識でいるからです。

不幸があるからこそ幸せを感じる、というのも考えものだなと思いました。

幸せを意識するのに不幸を意識する必要があるだろうか、、と。

また、相対的に感じるものである、とも書かれています。

他人より多く給料をもらっているとより強く幸せを感じる、と。

そんな悲しい考え方、本当にするんでしょうか・・・。

言葉遊びにしか思わなかったですが、「幸せ」ではなく「豊かさ」で表現すると著者は納得できたようです。

日本の若者の死亡理由第一位が「自殺」であることについて

これ、必ずしも悪いことではないのでは、という話が書かれています。

確かに、綺麗な水を簡単に手に入れられたり、拳銃が規制されていたり、紛争、拉致がないなど、他の国と比べると日本は遥かに平和で、むしろ自殺以外の要因を抑えられているのはいいことである、とも捉えられます。

要は今与えられている環境を妬んだり悲しんだりするのではなく、今ある豊かさを実感して、価値を生かし、相対的貧困に苦しむ人たちをサポートしていくべきなのだと。

この話については納得しました。

成功にまつわる本が売れるのは、いくら読んでも成功できないから

ちょっと歪んでておもしろいな、と思いました。

成功したい人が増えてるから、じゃだめなんですかね・・・。

ダイエット本が売れているのも同じこと、と書かれていますが、

ダイエットに成功して発信できる人が増えてるから、とか考えたらもうちょっと明るい気分になれるような気もするのですが。。

全体的に批判みたいになってしまいましたが、本を読む時に、そこから学ぼう、ではなく、考えるきっかけをもらおう、という姿勢で読んでいけば、成功にまつわる本も、ダイエット本も、著者が書いているようなことは起きないんじゃないかな、と思いました。




 

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