生き方

『読書という荒野』見城 徹




こんなに納得感のある読書のすすめはないかもしれない。そして編集者としての作家との関係を作る上での情熱と、努力というには忍びない行動の連続に涙が出そうになりました。

知識を積み重ねてもしょうがない

読書は読んだ量を自慢するモノではなく、読書を通して何を学んだかが大事、というお話です。

人と言葉を使ってコミュニケーションするのに、正しく自分の気持ちを伝える言葉を知らなかったり、相手がきちんと言葉を選んでくれているのにそれを理解できなかったらコミュニケーションが成り立ちません。

人と話してて、この人読んでるなーとか、読んでないなーというのはなんとなくわかるようになりました。

昔上司が「俺本なんて読んだことないよ!」と偉そうに言っていたのを聞いて

「だからそうなんだよ・・・」と思ったのを思い出しました。

人間は一つの人生しか生きられないが、読書をすれば無数の人生を体感できる

自分が失敗する前に人の失敗談を読んで勉強できるって最高だな、って思った瞬間がありました。
30歳で過ごす9/1は今日しかなくて、30歳の9/1の16時も今しかなくて同じ時間に別のことをして過ごすのは当然不可能なのですが、自分ではない他者が過ごした30歳の9/1の16時を知ることで、擬似的にではありますが、その人の人生も体感できると思います。

そしてそれを自分の好きなタイミングでできて、好きなように解釈できるのが読書の楽しみだと思っています。

この本の中ではたくさんの本と、その本を作る過程での作家さんたちとの世界中でのエピソードが紹介されています。私って浅いな、、と思わずにいられない深さがあり、本を愛する幻冬舎の社長ならではの言葉選びや、その人格が作られるまでのお話が納得を通り越して、こんな人間いるんだ、、、と、読むのをやめられなくなりました。

読書の良さを語るなら読まないといけない一冊でした。




 

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