小説

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹-読み終えると、なんとも言えないもやもや感が残ります。 嫌なもやもやではなく、読み手の想像力に委ねられる自由な感じ。




謎多き小説…という印象。
リストの巡礼の年という曲がテーマになっているようなので、Youtubeでそれを聴きながら読んでみました。

生きるのって苦しいよね、と思います。

いくら楽しもうとしても、楽しいだけではすまないし、楽しもうとする故の苦悩もあって。

最近よくわかったのはこんなこと。
・悩んでなさそうな人は実はものすごく悩んでいる
・自分がいくら悩んでも、周りから見たら悩みなさそうな人に見える

思い返せば高校生の時、そんなことがありました。
私の通っていた高校は進学校で、入試の成績がよかった40名は特進クラスに入ります。
私もそこにいました。

でも、中学受験を終えたあたりから

私、勉強好きじゃないかも・・・?と思い始め、どんどん成績が落ちていきました。

高校入試まではなんとか学力を保っていたものの、意欲がないので、さらに成績は急降下。

・なんとしてでも国立大学にいけ
・塾に通うな
・部活をしろ

学年集会のたびに、怖い学年主任の先生がこんなことを言います。

特進クラスから出ることは可能なのですが、他のクラスがなんか怖くて、あと多分プライドもあって、2年生に進むときには出れませんでした。

でも勉強は苦手・・・。

親との3者面談の時かな、と思いますが
悩んでるのがなかなかわからないんですよね、と言われました。

そのクラスにいた私の周りの女の子って、みんな顔死んでたんです。

普通に遊んだりしたいけど、勉強しなきゃいけなくて、なぜかいい大学に行くことがゴールだと思っている。

携帯小説でカップルが授業をさぼっている描写をみて憧れる。

楽しいことがないので笑うこともない。

今思えば、というか、当時からずっと、本当につまらない高校生活だったなと思います。
これ、言葉にするとそうなってしまうので複雑な気持ちもあるのですが、それでもやっぱり、つまらない高校生活だったなと思います。

3年生に進学する時、特進クラスを脱出しました。

そこから恋愛活動も盛んに?なり、デートしたり、彼氏と一緒に勉強したり、ようやく普通の?高校生活という感じです。

受験勉強より恋愛とか友情とか、人とのコミュニケーションの方が大事だと今は思います。

だから子供ができたら、勉強しろなんて私が言われ続けてきたことは言わないと思います。
したくないことはしなくていいし、やりたいことがあるならやればいい。
ただ毎日一回くらいは幸せだなーと思いたいし、思ってほしい。

お金のことがあるので国立大学に行くことは決めていましたが、兄弟4人いて私以外の3人は私立大学だし、30歳になった今、学歴なんて本当にどうでもいいし、社会人になっていい大学出た人は、〇〇大出身なのに残念、と、自分より学歴低い人に言われていたりして、なんのために受験勉強頑張ってたんだろう、と思うことがよくあります。
あの頃は本当に視野が狭く、高校受験は大学受験の通過点と中学で言われていましたが、では大学受験はゴール?なにかの通過点?

過去の事実は変えられませんが、今好きなことを周りの目を気にせずできているのはその過去があったからこそ、というのもあります。

悲しい過去は活かしてなんぼ。

オーケストラも、そんな余裕のない状態でやっていた高校生の頃はやっぱり怒ってばかりでした。
今は、みんながどうやったら楽しく演奏できるかな、と考えられるようになりました。
答えは見つからないけど、同じ私がコンミスなのにかなり雰囲気は違います。

生きるのが苦しいという話からだいぶ長くなってしまいましたが、多崎つくるもその友達も、互いに悩みはない、とか、あの子なら大丈夫、と思っていたのが実はめちゃくちゃやばかった、という話があったので、最も辛かった高校生活を振り返ってみました。

今は仕事が嫌なら他の会社に移れるけど、学校が嫌だったらどうすればいいのか当時はわかりませんでした。

ものすごく頑張って楽しくなるくらいの成果を出すか、完全にやめるか。
今なら前者をとれるかなあ、と思います。大好きなバイオリンも頑張りつつ、ですね。




 

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ 音楽のある暮らしへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ


自己啓発ランキング


バイオリンランキング

スポンサーリンク




 

 

 

-小説

© 2024 私の本棚 Powered by AFFINGER5