小説

『マスカレード・ホテル』東野圭吾

顧客第一主義とは

ホテル業界で勤めていた先輩と友人がこの本の話題で盛り上がっていました。
私はホテルのレストランでアルバイトをしたことがありますが、フロント業務は経験はなく、詳細の業務内容は知りません。

一貫して、お客様第一と主張する主人公。

働くのがすごく楽しいんだな、と思います。

私はこの4月に転職しました。
昨年の4月にも転職しました。
去年1年間、IT業界の営業職をしていて、
どんなにつらくても3年間はここで働くんだ、と何度も言っていました。
でも、年明けに社内の体制が変わって
とんでもない経営方針になりました。
方針だけならまあ、という感じもしなくもないのですが、
経営陣がそろってとんでもない人たちで
メンバーとの距離がどんどん開いていきました。

体制が変わって1週間で、「1日も早く辞めたい」と上司に言いました。

休日も打ち合わせが入っていたり、深夜に資料作成をしたり、と、こんな生活を続けていたら確実に体調を崩してしまうという焦りがありました。

そして今の会社に出会えたわけですが、
一次面接で社長に、

「顧客第一主義は会社が言うことではない。社員が自らそう思えるような環境作りをするのが会社の仕事。」

と言われて、ここで働こうと決めました。

この本の主人公はお客様第一の姿勢を崩しません。

このホテルで働くきっかけとなったエピソードが書いてあるのですが、
それもお客様第一の気持ちが起こした出来事です。

今日は脱毛サロンに行ってきたのですが、
すごく感じのよい方に対応していただき、
この人も仕事楽しいんだろうな〜、なんて考えていました。

ちょっとずつ仕事に慣れてきて、任されるようになってきて、会話する相手も増えてきました。

一時期は、サラリーマンなんて二度とやらない、と思っていたりしましたが、今は最適な環境を見つけられたと思っています。

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